信貴山は毘沙門天王が日本で最初に御出現になった霊地で、毘沙門天王信仰の総本山です。ご本尊となる毘沙門天王像は左に禅膩師童子像、右に吉祥天像とともに内陣の正面に安置されています。堅固な舞台からの眺めは素晴らしく、ご来光を拝むことができます。ご本尊 毘沙門天王についてはこちらへ
今から約1000年前、醍醐天皇が重い病にかかられた時、命蓮上人が勅命により毘沙門天王に病気平癒の祈願をされました。数日後、加持満願の日、剱鎧護法の使者が天皇の枕元に出現されて、霊感を授けられると忽ち天皇の病は癒され心安らかになられました。そこで、この地に剱鎧護法を当病平癒の守り本尊として、祀られ日夜勤行されました。以来、無病息災、病気全快の霊験あらたかな神として篤く信仰されています。
延喜の頃に信貴山を中興した高僧、命蓮上人の墓と伝えられる塚です。塚上には十三仏が祀られ、周囲にも室町末頃の一石一尊十三仏板碑が多数樹立されています。命蓮上人については、当山の国宝「信貴山縁起絵巻」に描かれています。平群町文化財にも指定されています。
中尊に悪魔をこらしめる為にこわい顔をして、人々を守る明王「不動明王」を安置。右にすべての人々を救う西方極楽浄土の仏様「阿弥陀如来」、左に仏教の守護神かまどの神様「三宝荒神」を祀っております。殊に三宝荒神は、火難水難除けの台所の神様「三宝(さんぼう)さん」として親しまれお祀りされています。
信貴山の宿坊として親しまれている塔頭「成福院」。如意融通尊、鎮宅霊符神、寅大師、三福神堂等が祀られています。融通殿にお祀りしております融通さまは福徳・開運・金運・良縁等々すべてのことを叶えてくださいます。
信貴山の宿坊として親しまれている塔頭「千手院」。銭亀堂、護摩の毘沙門天王、子安観音等が祀られています。商売繁盛・家内安全の護摩の毘沙門さんとして親しまれ、あがめられています。
●千手院ホームページ:http://www.senjyuin.or.jp/●お問い合わせ:TEL.0745-72-4481
信貴山の宿坊として親しまれている塔頭「玉蔵院」。浴油堂、玉蔵院融通堂、三重塔阿閦如来、日本一大地蔵等が祀られています。その他、約250人までの宿泊ができる玉蔵院富貴閣や、茶室古厘庵があります。